XMで、MT4を使うときの注意点

XMの、MT4でのメリット

XMは、MT4が使える海外FXの会社です。ネットで検索すると、本家XMの「xm.com」のURLと、日本版XMの「xmtrading.com」の2種類があるので注意してください。

普通は日本版XMの「xmtrading.com」で作ると思いますが、日本版XMで作った口座番号とパスワードでは「xm.com」の方にはログインできません。

XMには、次のようなメリットがあり、海外FX会社の中では、最もMT4に向いているため、海外FX口座の中では、一番人気です。

  1. MT4・MT5を使える
  2. 日本語のサポートが充実
  3. 入出金がスムーズ
  4. ボーナスが豊富
  5. レバレッジが最大888倍
  6. スキャルピングOK

1つめに、世界的に有名なチャートソフトである「MT4(メタトレード4)」や「MT5(メタトレード5」が使える点です。他の海外FX会社の「Axiory」や「Tradeview」のように「cTrader」のチャートソフトを利用したりはできませんが、MT4やMT5を使うだけなら、XMは非常に便利です。

2つめに、XMの日本人スタッフの人数は、15人以上と、桁違いに多いです。海外FXで日本語のサポートの充実している他の会社には、他にAxiory、TitanFXなどがありますが、どちらも日本人スタッフが5人未満です。

3つめに、XMは、入出金がスムーズです。怪しい海外FXの業者の場合は、出金拒否されたり、なかなか出金してくれなかったり、といったトラブルがあります。しかしXMは、多くの日本人の方も使っていて、口コミでも、出金のスムーズさには定評があります。

4つめに、XMは、ボーナスが豊富です。登録時に3,000円分のボーナスがもらえるため、無料でFXを試すこともできます。さらに、入金に応じたボーナス、取引量に応じたボーナス、という2段階のボーナスプランが用意されています。ボーナスは、取引量に応じてもらえるので、特に、スキャルピングをする方と、MT4のEA(エキスパートアドバイザー)での自動売買をしている方には、メリットが大きいです。自動売買をしていれば、自然とボーナスもたまるので、自動売買での負け分を帳消しにすることも可能です。

5つめに、XMはレバレッジが最大888倍と、非常に高いです。怪しい海外FX会社の中にはレバレッジ最大1,000倍以上の会社もありますが、優良なFX会社でみると、Axioryは400倍、TitanFXでも500倍です。しかしレバレッジ最大888倍というのは、優良FX会社の中ではトップであると言えるでしょう。XMのメリットであるボーナスポイントは、お金と同じようにして引き出すことはできません。しかし、ボーナスポイントを使って得た利益は引き出すことができるため、ボーナスポイントのみを使って最大レバレッジでトレードすれば、ノーリスク・ハイリターンの驚異的なトレードをすることができます

6つめに、スキャルピングが公式に許可されています。数秒~数十分で決済を繰り返すスキャルピングは、日本のFX会社の場合は、基本的に禁止されています。しかしXMでは公認されているので、スキャルピングで短期的に利益を増やすことも可能です。国内FX会社と比べるとスプレッドと呼ばれる手数料が高いのが難点ですが、スキャルパーならトレード回数も多いためボーナスポイントも溜まりやすいです。ボーナスポイントを使ったノーリスクハイリターンでのトレードも加味すれば、むしろ、スキャルパーに非常に適している口座になります。

XMをMT4で使う場合は、どの口座が良い?

XMの口座のタイプは、全部で3つあります。XMで口座をつくる場合、MT4を使うなら、おすすめの順番は、次の順番です。

  1. スタンダード口座:一般的な口座。ボーナスがつく。
  2. マイクロ口座:1000通貨から取引できる口座で、他はスタンダード口座と一緒。ボーナスがつく。
  3. ゼロ口座:XMのECN口座で、スプレッドの非常に狭い口座。その分、10万通貨(1ロット)あたり、別で取引手数料として、売り買い往復で1000円(片道500円)かかる

「スタンダード口座」は、普通の口座です。ボーナスもつくので、XMのメリットを全て受けることができます。そのため、基本的には、XMならスタンダード口座を作れば問題ないでしょう。

「マイクロ口座」は、1000通貨から取引できる口座なので、資金が少額でも使えるというメリットがあります。最低取引単位は1000通貨で、1000通貨での取引なら、損しても1~3円程度なので、気楽にいろいろなトレードを楽しめます。そのため、私も、MT4のEA(エキスパートアドバイザー)の検証で、マイクロ口座を利用しています。

しかし、マイクロ口座には一つだけクセがあって、取引の通貨ペアに「micro」と付きます。例えば、スタンダード口座なら「EURUSD」「USDJPY」という一般的な名前ですが、マイクロ口座だと「EURUSDmicro」「USDJPYmicro」となります。そのため、MT4を使っているとき、少し修正しなければいけないこともあります。

ただし、マイクロ口座なら、スタンダード口座と全く同じ口座ボーナスがもらえますので、マイクロ口座の開設も、候補としてはありです。

「ゼロ口座」は、XMの「ECN口座」になります。「ECN」というのは、取引をするときに、カバー先と呼ばれる金融機関の仲介なしに、直接、注文できる方法です。仲介の金融機関がない分、手数料であるスプレッドは非常に小さくなります。しかし一方、別途で、10万通貨ごとに取引手数料がかかり、売り買い時に片道500円、往復で1000円の取引手数料を、XMに支払わなければいけません。

ゼロ口座は、スプレットが狭いので、スキャルピング用の口座として推奨されている場合が多いようですが、実際は、取引手数料がかかります。一方、XMの「スタンダード口座」は、スプレッドは大きいものの、取引手数料は無料です。そのためトータルで考えると、「スタンダード口座」と「ゼロ口座」は、取引時のコストに大きな差がありません。

むしろゼロ口座は、XMのメリットである「ボーナスポイント」がつかないため、メリットはほとんどないと言えます。特に、頻繁にトレードするスキャルピングは、ポイントが溜まりやすいので、「ゼロ口座」でスキャルピングをやっていると、非常にもったいないです。

なお、間違ってデメリットのある口座(ライブ口座、リアル口座)を作ってしまっても、アカウント内で別の口座をすぐ作れますので、安心してください。XMなら、同一アカウント内に合計8つの口座を作ることができます。

また、間違って作った口座だけを解約したい場合も、すぐに解約できます。解約したい口座を選択して、解約を選択すれば、連絡メールが来ますので、連絡メールのリンクをクリックすれば、すぐに解約できます。私も間違って口座を作ってしまったことがあり、MT4ではなくMT5用の口座を作ってしまいましたが、すぐに解約できました。

自分のアカウントへのログインは、どの口座からでもログインできますので、はじめに作った口座を解約しても、問題ありません。

XMでMT4を使う上でのデメリット

XMは、基本的に、ほとんどデメリットがありません。国内FX口座と比べるとスプレッドは広いですが、海外FX口座の中ではスプレッドも狭いです。

ただし、使っていると、次の2点だけ、デメリットを感じます。

  • デモ口座の入出金は、直接、メールやチャットで頼まなければいけない
  • ストップレベルがある

デモ口座の入出金は、XMに連絡しなければいけません。MT4を使える日本の証券会社の「OANDA JAPAN」なら、アカウントの管理画面から、デモ口座の資金を自由に調整できますが、XMの場合は個人ではデモ口座の資金の調整はできません。

個人でデモ口座の資金を変えたい場合は、はじめからデモ口座を作り直せば住みます。XMでは、複数のデモ口座を作っても、問題ないからです。

しかし、MT4のEAの検証用に、1つのデモ口座でpipsの収支を把握しておきたい場合は、資金の調整ができないと不便かもしれません。

ちなみに、XMの資金を調整したい場合は、例えば「口座の残高を50万円にして欲しい」と、日本語でメールすればOKです。

私の場合は、デモ口座の資金の増やし方がよく分からず、翻訳サイトで翻訳しながら英語でメールしました、次のように、普通に日本語で返事が来て、入金されていました。

平素より弊社をご利用いただき、誠に有難うございます。

ご要望に応じまして只今デモ口座へ仮想資金を追加させていただきました。
ご確認くださいませ。

宜しくお願い致します。

なお、平日の朝8:20にメールしましたが、10分後にはXMより返事が来て、デモ口座に資金が入金されていました。そのため、デモ口座への入金の対応は、早朝でも、非常に早いです。

XMでMT4を使う上で、一つだけネックになるのが「ストップレベル」かもしれません。「ストップレベル」は、指値・逆指値をするときの制限値のことです。「ストップレベル」があると、「現在値からストップレベル÷10pips以内」に、指値・逆指値を入れることができません。

例えば、次のようになります。

  • ストップレベルが50:現在値±5pips以内には、指値・逆指値を入れることができない
  • ストップレベルが140:現在値±14pips以内には、指値・逆指値を入れることができない

「MT4」だと、「ストップレベル」は、次のようにして見ることができます。

  • 気配値表示ウィンドウの通貨ペアを右クリック > 仕様

同じくストップレベルのある、国内口座でMT4対応の「FXTF」とストップレベルを比較すると、次のようになります。なお、2019年3月18日(月)時点でのストップレベルです。

ABC順通貨ペアFXTFのストップレベルXMのストップレベル
1AUDCAD50160
2AUDJPY5099
3AUDNZD50210
4AUDUSD5050
5CADJPY50100
6CHFJPY50120
7EURAUD50120
8EURCAD50140
9EURCHF5062
10EURGBP5050
11EURJPY5054
12EURUSD5040
13GBPAUD50160
14GBPJPY50108
15GBPUSD5052
16NZDJPY50140
17NADUSD5080
18USDCAD5052
19USDCHF5050
20USDJPY5040

XMのストップレベルは結構、高めです。また、メジャーな通貨の組み合わせだと、ストップレベルは小さいですが、AUD(オーストラリアドル)、NZD(ニュージーランドドル)、CAD(カナダドル)絡みだと、ストップレベルは大きめです。

成行で決済すれば、特に問題ありませんが、指値・逆指値を使ったトレードスタイルや、EAによる自動売買をするなら、一応、念頭に置いといた方がいいかもしれません。

なお、海外FX口座の中でも、AxioryやTitanFXは、MT4が使える上に、ストップレベルもありません。

しかし、XMは、「ストップレベル」というデメリットがありながらも、他より高い888倍のレバレッジを持ち、さらにボーナスポイントもあるため、デメリットを補って余りあるほどの魅力があります。そのため、個人的には、XMはイチオシの海外FX口座で、実際に私も、メインで使っています。

なお、「XM」でMT4を使うときに、MT4の拡張機能であるインディケーターやEAで悩んでいる方は、「マーケティングFX」もおすすめです。

「マーケティングFX」は、インディケーターやEAがセットになっており、ライントレードにより利確ラインや損切ラインを簡単に設定することができます。

また、資金に応じた最適な通貨量も、自動で計算して入力してくれるため、手間のかかる計算も必要ありません。

そのため、簡単に高機能なツールでトレードをしたい方は、「マーケティングFX」も一度、チェックしてみてもいいかもしれません。