うねり取りでFX

 

うねり取りのFXの基本

うねり取りをFXで行う場合、「計画ナンピン」に近いFXの手法になります。「ナンピン」と聞くと、それだけで怖いイメージを持ちやすいですが、実際に、FXで「うねり取り」をメインにして、1年で資金を200万円から1500万円にした方もいます。

FXで1年で資金を1500万にした方の、「FXうねり取り」の手法の基本は、次の通りです。

.ボックス相場で仕掛ける
.時間足は、30分足か1時間足
.買いオンリー(または売りオンリー)
.資金の10分の1ルール
.ナンピンは、最大で5回まで

「FXうねり取り」も、株のうねり取りと同じように、レンジ相場の中でも、チャートが周波数のように上下に動いているようなボックス相場で仕掛けます。ただし、ボックス相場だけでなく、一時的に暴落した後の戻りなど、価格が元に戻る可能性が高い場面でも、うねり取りとして仕掛けます。そのため、FXのうねり取りの場合は、普通の逆張りナンピンに近い手法になります。

「FXうねり取り」の時間足は、基本は、30分足か1時間足です。ただし、暴騰・暴落の場合は、日足で仕掛けて、数週間・数ヶ月単位で待つこともあります。一方、15分足でも、戻りの可能性のあるチャートの形を見つけたら、うねり取りを仕掛けていきます。

また、「FXうねり取り」の場合は、基本は、買いオンリーか、売りオンリーのどちらかです。というのも、FXにはスワップがあるため、ポジションを維持しているだけでスワップの金利のためにどんどんマイナスになってしまう可能性があるからです。そのため、スワップで利益の出る、買いのみか、売りのみで、仕掛けます。うねり取りは、「いつかは元の価格帯に戻る」という仕掛け方なので、状況によっては、長期間、ポジションを保持したままになることもあります。そのため、買いでスワップによるプラスの大きい、次のような通貨ペアが好まれやすいです。

ZAR/JPY(南アフリカランド/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)

しかし、スワップはあくまでオマケのようなものなので、基本的には、「FXうねり取り」を仕掛けやすい、ボックス相場や急騰・急落相場の通貨ペアを探すのが最優先です。

なお、「FXうねり取り」でナンピンも含めたエントリーに使う資金は、最大で資金の10分の1までです。「FXうねり取り」の場合は、逆張りになるため、予想外の急騰・急落でも強制ロスカットにならずに耐えられるよう、資金を調整しなければいけません。例えば、資金10万や資金100万だと、保持できるポジションは、次のようになります。

資金10万:うねり取りの最大は1万まで。レバレッジ25倍なら、25万円分の通貨を扱えるので、USD/JPYが1ドル100円なら2500通貨まで
資金100万:うねり取りの最大は10万まで。レバレッジ25倍なら、250万円分の通貨を扱えるので、USD/JPYが1ドル100円なら25000通貨まで

また、ナンピンは、最大で5回までです。初回エントリーも含めると、1回のうねり取りで、最大6回のポジションを持つことになります。あとは、何分割でナンピンしていくか決めて、1回のポジションの大きさを等倍で分けます。例えば、24000通貨であれば、次のようになります。

3分割の場合:合計24000通貨なら、8000通貨で3回(初回エントリー+ナンピン2回)
4分割の場合:合計24000通貨なら、6000通貨で4回(初回エントリー+ナンピン3回)
5分割の場合:合計24000通貨なら、4800通貨で5回(初回エントリー+ナンピン4回)
6分割の場合:合計24000通貨なら、4000通貨で6回(初回エントリー+ナンピン5回)

次に、実際の「FXうねり取り」の手法について、説明していきます。

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うねり取りのFXの手法

「FXうねり取り」を実際に行う場合、次のように行います。

.ボックス相場を見つけ、上のレジスタンスラインと下のサポートラインを決める
.レジスタンスラインとサポートラインより少し内側に、買いの予約ポイントと、決済の予約ポイントを決める
.注文は「IFD注文(イフダン注文)」で、損切は設定しない
4-1.ナンピンする場合、通常時は10pips~40pips間隔で等間隔
4-2.ナンピンする場合、乱高下時は50pips~100pips間隔で等間隔
4-3.ナンピンする場合、決済ポイントは一緒にして、一括で行う

「FXうねり取り」をする場合、基本は、ボックス相場を見つけ、レジスタンスラインとサポートラインを決めます。

そして、レジスタンスラインとサポートラインの内側に、買い(または売り)の予約ポイントと、決済の予約ポイントを決めます。買いオンリーの場合は、底値側のサポートライン側に買いの予約ポイントを決めます。また、天井側のレジスタンスライン側に決済のポイントを決めます。

どの程度、内側に予約ポイントを決めるかは、具体的には決まっていませんが、おおよそ、レジスタンスラインとサポートラインの間隔の上下それぞれ20~30%程度に、予約ポイントを入れるようです。そのため、例えば次のようになります。

間隔が100pips:上から20~30pips内側、下から20~30pips内側、獲得予定pipsは40~60pips程度
間隔が50pips:上から10~15pips内側、下から10~15pips内側、獲得予定pipsは20~30pips程度

予約ポイントを決めた後は、自動でエントリーと決済をするため、次のように「IFD注文(イフダン注文)」を入れます。

.買い(売り)の予約ポイントまで来たら、自動でエントリー
.決済の予約ポイントまで来たら、自動で決済
.損切の予約は、入れない

「FXうねり取り」の場合は、うねり取りなので、基本的には、損切はしません。そのため、損切の逆指値も入れる「IFO注文」ではなく、損切の逆指値のない「IFD注文」になります。また、「IFD注文」をすることにより、自動で注文と決済が行われるように設定します。

なお、ナンピンする場合は、「通常時のナンピン」と「乱高下時のナンピン」により、買い(または売り)の予約ポイントの間隔を使い分けますが、どちらの場合でも、等間隔でナンピンを仕掛けます。また、買いでナンピンする場合は、下側のサポートラインより下にも、「イフダン注文」のトラップを仕掛けておきます(売りの場合は上側のレジスタンスラインより上)。というのも、レンジブレイクして下に突き抜けた場合、大量の損切りと機関投資家の売り予約が重なり、一時的な行き過ぎである「オーバーシュート」になりやすいからです。

うねり取りの場合、「オーバーシュート」は、戻りの期待できる絶好の逆張りポイントになります。そのため、「オーバーシュート」が起きたときのことも考えて、下側のサポートラインよりさらに下にも、ナンピンで「イフダン注文」のトラップを仕掛けておき、戻しによる利ざやを狙います。

なお、「ボックス相場」ではなく「急騰・急落相場」の場合は、底値(または天井)と戻り値の価格を決め、同じように仕掛けていきます。

ちなみに、以上の手続きは、慣れてくると、次のような短時間で行えるようになります。

チャートのチェック:1日2回程度
チェックと注文に要する時間:1日で合計10分~20分程度

「FXうねり取り」は、1日で30分以上かかることはほとんどないため、会社員の方や、主婦の方にもおすすめの手法といえるかもしれません。

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うねり取りのFXの損切

FXでうねり取りをする場合、損切については、2つのパターンに分かれます

.損切は、全くしない
.損切は、基本的にはしないが、場合によってはする

FXで1年で資金を1500万にした「FXうねり取り」の場合は、「損切は、基本的にはしないが、場合によってはする」というパターンです。そして、「FXうねり取り」で損切りする場合は、次の2つのパターンがあります。

.戻る見込みがほとんどない場合
.強制ロスカットになりそうな場合

経済ニュースを見ても、戻る見込みがほぼない場合は、損切をする場合があります。このような直感は正しいことも多く、実際、早めの損切により、少ない損失で済むこともよくあります。

また、もうひとつのパターンが、予想以上に価格が下がり、強制ロスカットになりそうな場合です。強制ロスカットになりそうな場合、ナンピンの一部を決済してポジションを減らすことで、余力を増やすことができます。ナンピンの利点は、分割決済しやすいという点もあります。そのため、ロスカットになりそうであれば、ナンピンで増やしたポジションの一部を決済して、価格が戻るまで耐えることもあります。

なお「FXうねり取り」は、基本的には相場が戻るのを待つ「受け身」のスタンスなので、積極的にFXをしたい方には、少し退屈な方法でもあります。「FXうねり取り」をしている方も、うねり取りがメインではあるものの、普通のデイトレードやスキャルピングでも稼いでいます。

そのため、大きく稼ぎたい方は、「FXうねり取り」だけでなく、空いた時間でデイトレードを併用するのもおすすめです。デイトレードの手法にもいくつかありますが、その中でも「マーケティングFX」は、最新のライントレードの技法を取り入れており、初心者の方でも理解しやすい手法になっています。

「マーケティングFX」は、複数のテクニカル指標を点数化してトレンドを把握しながら、ラインブレイクで仕掛けるという、明確なトレード計画に沿ってデイトレードを行うため、今まで、漠然とデイトレードをしていた方でも取り組みやすい手法になっています。そのため、デイトレードも取り入れて大きく稼ぎたい方は、「マーケティングFX」もチェックしておくといいかもしれません。

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