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タートルスープとは
タートルスープとは、天才投資集団タートルズのブレイクアウト(ドンチャンブレイクアウト)を元に考案された手法です。
次のような流れで、ローレンス・コナーズが考案し、1999年に『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』で紹介されました。
1.タートルズのブレイクアウト手法は20日の高値や安値をブレイクしたときに、順張りで仕掛ける 2.タートルズのブレイクアウトの順張りは、勝率が低く36%しかない 3.タートルズのブレイクアウトで順張りせず、逆張りすればいいのでは? |
タートルズと逆の手法をとれば、高い勝率で儲かるのではないか、という考え方です。タートルズを含めた順張り派を食ってやろう、という意味から「タートルスープ」と名付けられました。
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タートルスープの手法
タートルスープの手法とは、少しざっくりと解説すると、次のような手法になります。
1.日足を使用 2.日足20本分(本日含める)の過去の最安値(ヒゲ含む)を更新 3.最安値を更新した後の戻しがシグナル 4.過去の最安値より少し戻したところで仕掛け 5.利確は設定せず、損切の最初のポイントは仕掛けた日の最安値より少し下 6.その後、損切は、価格が上がるのに合わせて、追従していく(トレーリングストップ) |
なお、損切が早かった場合、当日と翌日のみ、仕掛けの時と同じ価格でなら、再エントリー可となります。
タートルスープでの過去の最安値は、当日を含めた4日間(過去3日間)より前でなければいけないとルールもあります。
そのため、タートルスープの形は、ダブルボトムによるトレンドの転換での仕掛け、に近いと言えます。なお、タートルズの勝率の低さを逆手にとった「タートルスープ」ですが、現在では、そこまで勝率は高くありません。
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タートルスープの弱点と、拡大タートルスープ
タートルスープは、1日中、チャートを見ていなければ、エントリーできないという難点がありました。
その点を改良したものが、ジェフ・クーパーが2000年に『ヒットエンドラン株式投資法』で紹介している「拡大タートルスープ」です。
「拡大タートルスープ」とは、次のような手法です。
1.日足を使用 2.日足20本分(本日含める)の過去の最安値(ヒゲ含む)を更新 3.最安値を更新する 4.(1)今日か明日、過去の最安値より少し戻す、(2)その日のヒゲを含む値幅が過去4日間で最大、の2つの条件を満たしたらシグナル 5.その翌日、前日のヒゲを含む最高値より少し上で仕掛け |
ちなみに、過去の最安値のは、タートルスープと同じく、当日を含めた過去4日間より前でなければいけません。
「拡大タートルスープ」は、値幅の動きの大きさを含めることで、ブレイクアウトに失敗した人たちの撤退を見届けてからエントリーする手法です。仕掛けも、シグナルを確認した翌日でOKで、指値でエントリーできるため、「拡大タートルスープ」なら、落ち着いてトレードすることができます。
FXには、「タートルスープ」を含め多くの手法がありますが、まだ自分のトレード計画が定まっていない方もいるかもしれません。そんな、トレード計画が定まっていない方におすすめなのが、初心者でもなじみやすい「ライントレード」による手法です。
「ライントレード」は、チャートソフトで自動で引かれたラインをブレイクしたときに仕掛けるだけの、再現性の高い手法です。ライントレードの完成形ともいえる『マーケティングFX』ならば、エントリー時のロット数も自動で計算してくれるため、手軽にFXを始めることができます。
そのため、とりあえずFXで稼いでみたいという方は、『マーケティングFX』をチェックしておいてもいいかもしれません。