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スラストアップでFX
スラストアップとは、FXの中でも、プライスアクションでよく使われる言葉です。似たようなものとして、スラストダウンというものもあり、次のような意味です。
スラストアップ: 前の陽線の高値(ヒゲの高値) < 今の陽線の終値(実体の高値) スラストダウン: 前の陰線の安値(ヒゲの安値) < 今の陰線の終値(実体の安値) |
スラストアップしていると、高値をどんどん更新していくため、陽線の連続する急激な右上がりのチャートになります。
ちなみに、プライスアクション以外でも、スラストアップ・スラストダウンは、一般的に使われる言葉で、次のような意味です。
スラストアップ:急騰 スラストダウン:急落 |
FXでは、スラストアップの急騰相場や、スラストダウンの急落相場の場合の仕掛けテクニックもあります。
スラストアップでラインブレイクは仕掛けのチャンス!
『マーケティングFX』公式サイト
スラストアップのFXで仕掛ける「ファーストブレイク」
「ファーストブレイク」は、スラストアップとスラストダウンの連続の場面で仕掛けることのできるFXの技法で、主にスキャルピングで用いられるます。
「スラストアップ」の起きる右上がりのFXのチャートの場合は、次のようなタイミングで仕掛けます。
1.下降トレンド、または、レンジ相場の状態 2.スラストアップでの上昇トレンドへの転換 3.その後、急激なスラストダウンで、スラストアップの40~60%分のプルバック(戻し) 4.戻しの後、前のロウソク足の終値より上がった時点で仕掛け |
要は、トレンドの転換時の、1回めの押し目で仕掛ける、押し目買いです。
急激に上がって急激に下がるため、トゲ状のチャートを描きます。その後、再度、トレンド派が勝つと、カウンタートレンド派が一気に収束してトレンド派がに勢いづくため、急激な上昇トレンドになりやすくなります。この、急激なトレンド派の勢いを利用して、仕掛けていく手法です。
オリジナルの手法では利確は10pipsですが、現在のスキャルピングのボラティリティで10pips抜くのはなかなか厳しいです。そのため、5pips程度で抜くと、いい感じになります。
「ファーストブレイク」は、同じようにして「スラストダウン+スラストアップ」のタイミングで狙うことができます。
スラストアップのトレンドに乗る!
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スラストアップのFXで仕掛ける「ダブルレポ」
「ダブルレポ」は、スラストアップの終盤で仕掛けるFXの技法で、日足以上のスイングトレードで推奨されている手法です。
「スラストアップ」の起きる右上がりのチャートの場合は、次のようなタイミングで仕掛けます。
1.移動平均線の上側で、スラストアップが8~10営業日続く 2.移動平均線の下側での終値が、1回出現 3.移動平均線の上側での終値が、8~10営業日以内続く(3~4営業日が理想) 4.移動平均線の下側での終値が、再度、1回出現したとき、その終値が重要ラインを下回っていれば、仕掛ける |
要は、急激なスラストアップの後に、ダブルトップができたとき、重要ラインを下回っていれば、重要ラインを超えられずトレンドも転換しやすいため、そこを狙って仕掛ける手法です。
なお、オリジナルの方法では、移動平均線と重要ラインは、次のように出します。
移動平均線:3×3のDMA(3日間の単純移動平均線を、3日未来にずらしたもの) 重要ライン:短い時間足(1時間足)の、直近の高値・安値から、フィボナッチで予想 |
なお、「ダブルレポ」の最後のダブルトップの後、予想とは逆の動きをして、終値が重要ラインを超えると、今度は「ダブルレポ・フェイラー」のシグナルになります。
「ダブルレポ・フェイラー」のシグナルが出ると、重要ラインを突破したため、急激な上昇トレンドになる可能性が高くなります。そのため、「ダブルレポ」の仕掛けはすぐに手仕舞いして、「ダブルレポ・フェイラー」の仕掛けに変更します。
なお、FXには、いろいろな仕掛け方がありますが、まだ仕掛け方を決めかねている方は、初心者でも取り組みやすい「ライントレード」もおすすめです。ライントレードとは、ラインブレイクをシグナルにして仕掛け、ブレイク後の次のラインを利確ラインに設定する、シンプルにして安定性の高い手法です。
「ライントレード」の完成形である『マーケティングFX』は、MT4の拡張ツールとして利用でき、MT4の多重起動についても詳しく解説しているため、初心者の方でも取り組みやすいツールになっています。そのため、FXで安定して稼ぐ方法をお探しの方は、『マーケティングFX』もチェックしておいてもいいかもしれません。