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マーケティングFXのレビュー
マーケティングFXを購入して、使用してのレビューです。マーケティングFXの内容ですが、商品ページは長くて分かりにくいですが、トレード手法の面から説明すると、次の6点の特徴があります。
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『マーケティングFX』は、何なのかというと、要は、MT4(メタトレード4)というチャートソフトの、サインツールです。MT4とは、世界で最も使われているチャートソフトで、無料・有料さまざなインジケーターが無数に配布されているため、専業トレーダーのほとんどの方が使っているチャートソフトです。そのため、チャートソフトとしては、妥当な選択です。
『マーケティングFX』では、売買サインを出すために、複数のテクニカル指標を使い、条件に合致したときに、売りサインや買いサインを、MT4のチャート上に、矢印で表示してくれます。『マーケティングFX』のサインは、例えば今日、私が使用したときの画像だと、次のように表示されます。
サインが出たときは、次の方法で、知ることができます。
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ただし、『マーケティングFX』の難点として、売買サインを常に出し続けるためには、常時PCをつけっぱなしにしておかなければいけないという難点はあります。もし、自宅のPCをつけられないけれど24時間売買サインを出したい場合は、VPSサーバーと呼ばれるサーバーを借りて、そこにMT4をインストールしてサーバー上で動かし続ければ、常に売買サインを監視することができます。
売買サインのチェックは、かなり頻繁に行われ、5分おき、または、15分おきに行われます。そのため、日中にトレードしたいときは、仕事の昼休憩や中休みのときに、少しだけノートPCをつけて、売買サインが出たときにトレードするのがおすすめです。なお、エントリーするときに、同時に利確ラインと損切ラインを設定するため、一度エントリーした後は、基本的に、監視の必要はありません。
『マーケティングFX』の通貨ペアは、最大20通貨ペアです。さらに、全ての通貨ペアで売買チェックが行われ、5分足なら1時間に12回売買チェックされますし、15分足なら1時間に4回売買チェックされます。そのため、平均すると、1時間に平均2~3回は、売買サインが出るため、仕事や家事の合間などに、ほどよい間隔で売買チェックできます。
ただし、最終的にトレードをするかどうかは、売買サインが出た後、さらに、「トレンドの強さ」と「通貨の強弱」という2つの基準を自分でチェックしてからトレード判断します。そのため、1時間に数回トレードチャンスがあることもあれば、数時間、トレードチャンスがないこともあります。
なお、「トレンドの強さ」と「通貨の強弱」は、次の6つの時間足を総合して判断します。
5分足 | 15分足 | 30分足 |
1時間足 | 4時間足 | 日足 |
そのため、全てが同じようにトレンドを示していれば、トレード判断しやすいですが、一部の時間足でトレンドが乱れたりすると、トレードのチャンスがほとんどなくなることもあります。具体的には、特に、次のような状況だと、「トレンドの強さ」と「通貨の強弱」が乱れやすく、トレードチャンスが少なくなることもあります。
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例えば、最近のトレードだと、次のような売買サインの出た場面では、「トレンドの強さ」や「通貨の強弱」がはっきりしないため、トレード見送りになります。
『マーケティングFX』の通貨ペアが20あるという点については、賛否の分かれるところです。口コミによっては、「多すぎる」「はじめは通貨ペアは1つに絞った方がいい」という口コミもあります。しかし、通貨ペアを1つに絞った方がいいか、複数の通貨ペアでトレードした方がいいかは、それぞれの人のトレード手法により意見が分かれるため、どちらが正しいとも言い切れません。個人的には、複数の通貨ペアを扱った方が、きれいなチャートを見つけやすいので勝ちやすく、複数のチャートを見れる分、トレンドをつかむ能力は早く身につくと思いますし、実際、私もそうでした。
なお、『マーケティングFX』のトレードの手法は、FXの王道中の王道である「ライントレードの順張り」です。ライントレードというのは、過去のチャートを元にして、抵抗ライン(レジスタンスライン)や支持ライン(サポートライン)を引き、ラインを突破してブレイクしたときや、ラインから反発したときに仕掛ける手法です。マーケティングFXの商品ページの説明では、いまいち分かりにくいですが、『マーケティングFX』で扱っているライントレードの手法は、大きく次の2つに分けられます。
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ただし、「ダウ継続ロジック」は、自分でライントレードのラインを設定するため、手間がかかります。そのため、「ダウ継続ロジック」の出番はないと思っておいて大丈夫で、私も「ダウ継続ロジック」は全く使っていません。「相場追従ロジック」は、さらに次の2種類に分けられます。
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「2連続陽線・陰線」も、「押し目買い・戻り売り」のどちらも、トレンド方向に仕掛ける順張りの手法になります。「2連続陽線・陰線」や、「押し目買い・戻り売り」で使われる、ライントレード用の水平ラインは、マーケティングFXのインジケータが自動で引いてくれます。そして、自動で引いてくれたラインをブレイクしたり、反発したときに、売買サインで知らせてくれます。また、『マーケティングFX』は、入り口だけでなく、出口も水平ラインを元にして、明確に決められています。エントリー時に、利確と損切を、水平ラインを元にして決めてしまいます。あとは自動で決済されるまで、基本的に放っておくため、FXのトレード中の心理的な負担が少ない、という特徴もあります。
なお、『マーケティングFX』は、ほぼ1日以内に決済するデイトレードなので、スキャルピングではありません。ただし、デイトレードといっても、利確や損切に時間がかかる場合もあり、そんなときは、最大2日程度、ポジションを持ち続けることもあります。
また、売買サインも元にして、さらに「トレンドの強さ」や「通貨の強弱」をトレード判断に使うものの、最終的には、実際のチャートも目視しながら、エントリーするか判断します。そのため、売買ロジックが完全に明確である「システムトレード」ではなく、トレーダーの判断も加味する「裁量トレード」になります。実際、『マーケティングFX』マニュアルの中にも、エントリーするかどうかを、トレーダーの裁量に委ねる文章が、見受けられます。
レビュー的には、売買サインツールの欲しい方向き!
マーケティングFX』公式サイト
マーケティングFXのレビュー:どんな人が向いているか?
マーケティングFXのレビューから、どんな人が向いているかですが、次の3つのタイプの方です。
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「全くの初心者」の方は、トレードの王道であるライントレードを基礎から学び始めることができるので、おすすめです。ただし、『マーケティングFX』のマニュアルは、マーケティングFX流のトレードの解説がメインなので、一般的なFXの知識は、本屋で適当に1~2冊、入門書を読んで補う必要があると思います。ただし、『マーケティングFX』のベースになっている「ライントレードの順張り」は、トレードの手法としては間違いないため、全くの初心者にもおすすめです。実際、私が一番始めに購入したFXのマニュアルが『マーケティングFX』で、今でも、『マーケティングFX』のライントレードをベースにして、トレードしています。
「MT4を使ったことはないけれど、使いたいと思っていた方」は、MT4を導入する入り口になるため、いいと思います。実際、MT4の導入は、使ったことのない方だと、少しメンドウに感じると思いますし、私も『マーケティングFX』からFXを始めなければ、MT4は使っていなかったかもしれません。おかげで、今ではMT4を結構、使いこなせるようになり、最近は「シャンデリアシステム」という変わったインジケータを入れて検証したりもしました。
「MT4を使っているけど勝てないトレーダー」の方は、手法を見直してみることができるため、試す価値があると思います。MT4を使っているのに勝てないトレーダーの場合、利確のタイミングを逃していることが多いです。『マーケティングFX』は、損切と同時に利確ラインもあらかじめ決めてしまうため、利確のタイミングを逃すこともありません。また、すでにMT4を使って入れば、導入もスムーズに行えると思います。
『マーケティングFX』を使う上で、一つだけ難点があるとすれば、MT4と『マーケティングFX』の操作方法が少し複雑なため、慣れるまでに時間がかかることです。MT4を使っていれば、1週間ほどで慣れると思いますが、慣れていない方は、はじめは誤発注も多くなると思います。そのため、どんなに早く稼ぎたくても、初心者の方は、1ヶ月くらいはデモトレードで操作に慣れる必要があります。実際、私も1ヶ月までは、操作方法を間違えて、損することが多かったです。
すでに自分なりのトレードルールで儲けることができている方は、『マーケティングFX』を購入する必要は、全くありません。また、MT4を使いたくない方や、海外FX口座を使いたくない方にも向いていないです。しかし、MT4で勝ちたいと思っている方は、購入しておいても損はないため、『マーケティングFX』を検討してもいいと思います。