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ロンドンボックスのFX
ロンドンボックスのFXというのは、次のような手法です。
1.ロンドン市場の時間を元に、レンジのボックスを作る 2.ボックスをブレイクしたところで仕掛け |
といっても「ロンドンボックス」には、2つの使われ方があります。
ロンドン時間の前をボックスにしたレンジ帯にする:東京時間をボックスにして、ロンドン時間に仕掛ける ロンドン時間をボックスにしたレンジ帯にする:ロンドン時間をボックスにして、NY時間に仕掛ける |
一般的には、「ロンドンボックス」と言う場合、ロンドン時間の前をボックスにしたレンジ帯を作り、ロンドン時間に仕掛ける、という意味で使われる場合が多いです。
ちなみに、日本時間でいうと、東京時間・欧州時間(ロンドン時間)・ニューヨーク時間は、次のようになっています。
東京時間:日本時間で9:00~17:00 欧州時間:日本時間で16:00~24:00(冬時間なら17:00~25:00) ニューヨーク時間:日本時間で22:00~6:00(冬時間なら23:00~7:00) |
東京時間は、値動きは小さいですが、欧州時間の始まる16:00頃になると、FXの値動きは一気に活発になります。
この値動きの活発になる時間を狙い、ボラティリティの高さを利用して、一気に利確する方法が「ロンドンボックス」です。
なお、欧州時間の特徴としては、次のようなものがあります。
19時:昼の休憩の時間になるため、値動きが、一旦、落ち着く 21時~1時:NY時間のトレーダーも参加するため、値動きが最も活発に 0時(冬時間は1時):ロンドンフィックスで前後30分の値動きが大きくなる |
ロンドンフィックス(フィキシング)とは、その日の輸入・輸出の両替レートを決めのことです。ロンドンフィックス(フィキシング)は、ロンドン市場の取引が終わる時間に決定されます。
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FXにおけるロンドンボックスの作り方
ロンドンボックスの作り方として一般的なものは、次の2種類があります。
1.欧州時間の0時から7時までを、1つのボックスにする 2.東京市場の時間を、1つのボックスにする |
一般的には、欧州時間の0時から7時までを、1つのボックスにします。
ちなみに、欧州時間の0時から7時までは、日本時間でいうと次のようになります。
夏時間:7時~14時 冬時間:8時~15時 |
ボックスにする時間を決めた後は、次のように取引を行います。
1.15分足を利用 2.ボックス内の、ヒゲを含めた高値と安値で四角を作る 3.ボックス内の、高値、または、安値を、ロウソク足の実体が抜けたら、次の時間足で仕掛け 4.利確・損切は、仕掛けた時間足の始値を元にして、利確20pips、損切30pipsで、OCO注文 5.もし損切になったら、すぐにリバーサルルールで逆張りし、逆張りが売りなら利確はボックスの安値、買いなら利確はボックスの高値とし、損切は30pips |
負けた場合は、リバーサルルールで逆張りするため、1回のロンドンボックスで、最大2回までトレードすることになります。
ロンドンボックスには、似たような名前で、いくつか呼び方がありますが、どれも似たような意味です。
ロンドンボックス ロンドンブレイク ロンドンブレイクアウト ヨーロピアンボックス アジアンタイムレンジブレイクアウト ロンドンオープニングブレイクアウト ロンドンオープニングレンジブレイクアウト |
ロンドンボックスの手法だと、リスクリワードは1:1より低くなりますが、その分は、勝率でカバーします。
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FXにおけるロンドンボックスをMT4で使うには
ロンドンボックスをMT4で使う場合は、次のインジゲーターを入れば、東京市場・欧州市場・NY市場のボックスを作ってくれます。
Sessions.mq4 |
「Sessions.mq4」は、高値・安値も含めて、自動でボックスを作ってくれます。自分の好みの時間帯でボックスを作成することもできるため、カスタマイズするといいかもしれません。
初期設定だと、東京市場・欧州市場・NY市場の全てが表示されて少し見づらいため、ロンドンボックス用の7時間だけをボックスにするのがおすすめです。
なお、まだトレード手法が定まっていなかったり、なるべく手軽に稼げるFXの手法を探している方には、「ライントレード」もおすすめです。
ライントレードなら、ラインがブレイクした瞬間に売買サインで知らせてくれるため、あとは、ラインにそって利確・損切ラインを決めてトレードするだけなので、時間のない方でも手軽に始められます。
また、ロンドンボックスも、ボックスのラインを抜けたときに仕掛ける手法なので、ライントレードと相性がいいです。そのため、ライントレードの完成形である『マーケティングFX』も、一度、チェックしてみてもいいかもしれません。