70ティックチャートをMT4で

 

70ティックチャートをMT4で表示する方法

70ティックチャートはボブ・ボルマンの『FXスキャルピング』で紹介されている方法で、次のような特徴があります。

.70回分のティックをロウソク足1本で表示する
.テクニカル指標は20EMA(20期間の指数平滑移動平均)
.1目盛りで1pips

「ティック」というのは、証券会社より出される公示価格で、価格を70回表示した時点で、ロウソク足1本が作られます。

MT4(メタトレーダー4)では、標準で折れ線グラフのティックチャートを表示することもできます。次のような方法で行います。

.表示タブ > 気配値表示
.気配値表示の下部の「ティックチャート」をクリック

または、次の方法でも表示できます。

.表示タブ > 気配値表示
.気配値表示の通貨ペアをクリック

しかし、初期状態で表示されるティックチャートは、折れ線グラフだけで、期間も短く、テクニカル指標も使えません。

そのため、MT4で、70ティックチャートをロウソク足で表示するためには、次の2つの方法のどちらかを使います。

.70ティックチャートを表示できるMT4のインジゲーターを提供しているFXの業者を使う
.70ティックチャートを表示できるMT4用のインジゲータを入れる

それぞれの方法を解説します。

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70ティックチャートを初期状態で表示できるMT4の業者

70ティックチャートを、初期状態で表示できるMT4(MetaTrader4)の業者には、次の国内FX業者があります。

OANDA
JFX

「ONADA」も「JFX」も、MT4で70ティックチャートを表示できるインジゲーターを無料で提供しています。また、20EMA(20期間の指数平滑移動平均)も使用することが可能です。

なお、MT4の70ティックチャートの注意点として、次の点があります。

MT4では、過去のティックデータが提供されていない

そのため、MT4では、MT4を起動後のティックデータしか取り込めないため、ティックチャートが表示するまで数分かかるので、注意してください。もちろん、「OANDA」や「JFX」も、MT4を起動後、ティックのデータが溜まるまでは、70ティックチャートは表示されません。

なお、「OANDA」や「JFX」のティックチャート用のインジゲータは、他の証券会社のMT4では使えないため、注意してください。どのMT4でも使いたい場合は、インジケータを探して入れる必要があります。

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70ティックチャートを表示できるMT用のインジゲータ

MT4用の70ティックチャートを表示できるインジゲータには、次のものがあります。

1.tick_chart.mq4
無料。MT4から起動後のティックを取得するため、起動後、表示が貯まるまでに数分必要。20EMAには非対応。1本前のバーを作るのかかった秒数を表示。
http://fx-dollaryen.seesaa.net/article/413455062.html
2.tick_chart2.mq4
無料。「tick_chart.mq4」の改良版。疑似ティックチャート。1分足とVolumeから、擬似的にティックチャートを作成するため、起動後、すぐに表示可能。20EMAにも対応。
3.Xtick Chart
有料(1680円)。MT4から起動後のティックを取得するため、起動後、表示が貯まるまでに数分必要。20EMAにもにも対応。
4.Rainwood’s Tick Chart
有料(49ドルまたは45ユーロ)。英語。20EMAにも対応。キリのいい価格で水平線を引くこともできる。
5.HT_N_Tick_Chart_V1.00
無料。MT4から起動後のティックを取得するため、起動後、表示が貯まるまでに数分必要。
6.TickChartMaker
無料。EAを適用可能。元は、Forex Factoryのフォーラムにて公開中のもの。
https://www.forexfactory.com/showthread.php?t=661774

どれも一長一短ありますが、「Xtick Chart」が一番、コスパもよく、ボブ・ボルマンの手法とほぼ同じスキャルピングができます。

ただしお金に余裕があれば、キリのいい価格に水平線も引ける「Rainwood’s Tick Chart」なら、ボブ・ボルマンの考え方を、さらにトレードに反映できるかもしれません。

なお、以上のような方法を用いても、1つだけ問題点があります。それは、基本的に、「OANDA」や「JFX」なども含め、ほとんどの証券会社が1pips表示できない、という問題です。

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1pips表示できるMT4の証券会社の探し方

MT4(メタトレーダー4)では、基本的には、ボブ・ボルマンの70ティックチャートのように、1pips単位での表示ができません。というのも、チャートソフトには、次のような特徴があるためです。

0.1pips表示が常識:どの証券会社も0.1pips表示が普通
pips表示の桁数の変更はできない:MT4を含め、チャートソフトのほとんどは、pips表示の桁数を変更できない

ボブ・ボルマンの手法は、1pips表示にすることで、ロウソク足の形を大雑把にし、プライスアクションを直感的に把握しやすくします。しかし0.1pips表示だと、細かい値動きもロウソク足に反映されてしまうため、プライスアクションを把握しにくくなります。

昔は、どの証券会社も1pips表示でしたが、最近では、より繊細なトレードができるよう、どの証券会社も0.1pips表示になってしまいました。

しかし、マイナーなFX会社でもよければ、次のサイトで、1pips表示のできるMT4を検索することができます。

サイト名:Forex Brokers Comparison & Reviews
URL:https://www.100forexbrokers.com/fx/broker_search.php
Trading platform:MT4、を選択
Decimal pricing:4 digits、を選択

クロス円以外なら「1pips=0.0001」の下4桁表示なので「4 digits」を選択します。なお「4 digitis」の場合は、クロス円は「1pips=0.01円」の下2桁表示の場合がほとんどです。

ということで、実際に、デモ口座を作って検証してみました。1pips表示のMT4の証券会社を検索するときは、次の2点を考慮しました。

.デモ口座でもOKのところ
.サイトが日本語表示になっているところ

今時、1pips単位で表示できる証券会社は、やはり、古くて怪しいイメージがあるので、なるべくデモ口座でMT4を使ってみました。日本語表示できるサイトを選んだ理由は、基本通貨で「JPY」を選べ、デモ口座の口座残高を「100万円」などの日本円で指定できやすいと考えたからです。

というわけで、「4 digits」で「日本語表示可能」のサイトを検証してみた結果は、次の通りです。

AAFX Trading:デモ口座5桁表示、JPY選択不可、日本語表示はGoogle翻訳、レバレッジ最大2000倍
https://www.aafxtrading.com/
AGEA:4桁表示?、デモ口座申請でも身分証明書必要、レバレッジ最大200倍
https://www.agea.com/index.ncre?page=home&ntrn=ja
AvaTrade:MT4は5桁表示
http://www.avatrade.co.jp/
FOREX.com:MT4は5桁表示?、国内FX会社
https://www.forex.com/jp/
JustForex:ライブ口座5桁表示、JPY選択不可、レバレッジ3000倍
https://justforex.com/jp
LiteForex:ライブ口座5桁表示、電話認証あり、JPY選択不可、日本語表示はトップページのみ、レバレッジ最大500倍
https://jp.liteforex.com/
Markets Broker:未チェック、ブロックされてアカウント解説できず、レバレッジ最大200倍
https://www.marketsbroker.com/ja

結局、「4 digits」でヒットした日本語表示可能なサイトで、4桁表示可能なものはありませんでした。

ただし「AGEA」「FOREX.com」「Markets Broker」は未検証なので、時間のある方は試すといいかもしれません。

同じように、他の「4 digits」のサイトでチェックして、1つだけデモ口座をチェックしてみました。

ForexChurch.com
https://www.forexchurch.com/4-digit-forex-brokers
MahiFX:デモ口座5桁表示、英語サイト、JPY選択可能
https://mahifx.com/

というわけで、おそらく、MT4で4桁表示できる証券会社は、おそらくなさそうです。MT4のバージョンが新しくなっていく中で、どれも同じMT4のバージョンををベースにしているため、証券会社ごとのMT4の差は、ほとんどないのかもしれません。

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70ティックチャートをMT4で表示するためのインジケーター

MT4(MetaTrader4)は、1pips表示のMT4は多分ありませんが、ティックチャート自体は、インジケーターを使うことで、ボブホルマンの70ティックチャートと、ほぼ同等の機能を使えます。

ただし、1pips表示の海外FX口座は怪しい可能性も高いため、そのままMT4を提供している海外FX口座でトレードする場合は、注意してください。

なお、70ティックチャートによるボブ・ボルマンのスキャルピングでは、10pipsで指値と逆指値を指定する「OCO注文」ができなければいけませんが、MT4には、手軽にOCO注文できる機能がない、という欠点があります。

そんな悩みを持つ方におすすめなのが「OCO注文」の機能も備えた、MT4の拡張ツール「マーケティングFX」です。「マーティングFX」には、ワンクリックでOCO注文を出せるシステムがあるため、その注文システムの部分だけを切り離し、スキャルピング時に流用できます。

また「マーティングFX」は、資金の何%で損切りするかに応じて、ロット数をワンクリックで調整してくれる機能もあります。

「マーケティングFX」自体は、ライントレードによるデイトレードの手法なので、スキャルピングで疲れたときの気分転換に、デイトレードで副収入を得ることも可能です。

そのため、OCO注文を手軽にして、仕掛け・手仕舞いの負担を減らしたい方は、「マーケティングFX」もチェックしておくといいかもしれません。

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